● 認知症 MCIスクリーニング
認知症の予防のためには
軽度認知障害(MCI)の早期発見が重要
MCIスクリーニング検査とは、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)を早期に発見できる血液検査です。アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβペプチドに関連するたんぱく質を測定することで、軽度認知障害(MCI)の可能性を判定できる画期的な検査といわれています。
よく知られているような生活習慣病と同じように、認知症も生活の改善や治療によって発症を防いだり、発症時期や症状の進行を遅らせたりできるといわれています。そのような認知症の予防のためには、その前段階である軽度認知障害(MCI)が早期に発見されることが重要になります。
このMCIスクリーニング検査は、軽度認知障害(MCI)を早期発見し、認知症発症を予防するための有効な手段としてご活用ください。
MCIスクリーニング検査に興味のある方、検査を希望される方
以下の「MCIスクリーニング検査の概要」「当院のMCIスクリーニング検査」をご覧いただき受診をご判断ください。受診ご希望の際は、事前に当院へお電話いただき、ご予約をお願いいたします。
受診ご希望の際は、事前に当院へお電話いただき、ご予約をお願いいたします。
● 軽度認知障害(MCI)とは
軽度認知障害(MCI)は認知症ではないけれども認知症になる前の段階です(もの忘れが最近ひどきくなったなぁ〜と感じつつも比較的支障もなく日常生活がおくれるため、見過ごされがちです)。その状態のまま生活を続けると、症状が進行して認知症になるリスクが高まります。最近では軽度認知障害(MCI)の方の約半数以上が、約5年で認知症になるといわれています。 しかし、その半面、最近の研究で軽度認知障害(MCI)の段階で生活の改善や適切な治療を行えば、認知症の発症を防いだり、発症を遅らせたりできることもわかりました。ですから、軽度認知障害(MCI)の状態を早期に発見し適切な生活習慣の改善や治療を行うことで認知症の発症を遅らせることが出来ますは大変重要なことです。特に認知症のなかで最も多いアルツハイマー型認知症において その主な原因物質であるアミロイドβペプチドが発症であることがわかっています 約20年前から脳内に溜まり始めるため、徐々に認知機能の低下を招くことがわかっています。 近年、このことを活用して軽度認知障害(MCI)の状態を判定にこのアミロイドβペプチドをスクリーニング検査として活用することが開発されました。
MCIスクリーニング検査とは
軽度認知障害(MCI)を早期に発見するための検査がMCIスクリーニング検査と呼ばれる血液検査です。
アルツハイマー型認知症おいてアミロイドβペプチドの脳内の蓄積がその発症に要員と言われています。このアミロイドβペプチドを除去作業をもつ3つのたんぱく質を調べることで、軽度認知障害(MCI)の可能性があるかどうか、リスクを判定します。
● 検査の目的・対象・安全性
検査の目的
認知症の確定診断ではありませんが認知症の早期発見を目的とした検査になります。
検査対象の方
- • もの忘れが気になるなど、認知症への不安をお持ちの方、本人ご家族をふくめ、もの忘れが気になり今後の認知症発症の不安をお持ちの方、認知機能の低下や生活の異変が生じていると思われる方がいらっしゃる場合
- • 45~50歳以上の方でも、自覚症状の有無にかかわらず不安をお持ちの方
(認知症発症の原因物質は約20年前から蓄積されます。健康診断同様に、定期的な検査としてご活用ください) - • 健康診断同様に定期的検査としてMCIスクリーニング検査をご希望されるかた
検査対象外の方
すでに認知症と診断されている方。
その他自己免疫性疾患をお持ちの方(急性肝障害・腎障害・自己免疫性腎疾患など)、肝硬変をお持ちの方、 重度の栄養不良の方(ダイエットを行っている方も含みます)に該当する方は検査結果の判定に影響する場合があります。
● 検査の安全性
一般的な採血検査と同様とお考えください、身体に負担なく安全です。特殊な薬剤の投与もありませんし、被ばくのリスクもありませんので、安心して検査を受けていただくことができます。
● 当院のMCIスクリーニング検査
初回受診
専門医の診察+MCIスクリーニング検査+認知機能検査
費用・・・30,800円(税込)
2回目受診
専門医による検査結果のご説明とアドバイス
費用・・・無料
認知症治療が必要である(本人・ご家族が希望する場合)
「もの忘れ外来」の受診
費用・・・保険診療
現段階で認知症治療の必要はない
判定結果により1年以降の適切な期間内に再度MCI検査を。
費用・・・22,000円(税込) 保険外診療